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浅瀬に仇波(あだなみ)
仇波とは訳もなく立ち騒ぐ波のことで、深い淵より浅い瀬の方がさざ波が立ちやすく、思慮の浅い人ほど落着きがなくむやみに騒いだりするもの。
仇(あだ)も情けも我が身よりでる
人から憎まれるのも愛されるのも全て自分の心がけや行いから出て来るもので、自分を差し置き相手の批判や悪口はやめること。
蟻の思いも天に昇る
蟻のような小さく弱い虫でもたゆまぬ努力の末にはその願いが天に届き達するということで、力のない者であってもひたむきに努力すれば夢は必ず叶うということ。
案ずるより産むが易し
出産前はあれこれと心配になるけれど産んでしまえばそれほどではなく、物事は実際にやってみると心配していたよりも簡単にできてしまうので、取り越し苦労はしない。
言いたいことは明日言え
言いたいことがあってもその場ですぐに言わず、一晩寝てよく考えてから言った方がいいということで、思ったことをすぐ口に出すと失言したり相手を傷つけたりするから慎重に。
怒りは敵と思え
徳川家康の遺訓のひとつで、相手に怒りを持てば必ず相手も自分に怒りや憎しみを抱くようになるということ。怒るということは結局自分自身を滅ぼす敵になってしまうものであるということ。
石の上にも三年
冷たい石の上でも三年座り続ければ暖かくなり、辛く苦しいことも辛抱強く続けていればいつか報われる日が来るということ。
石橋を叩いて渡る
石橋のような堅くて丈夫なものであっても叩いて安全確認してわたるということで、物事は用心には用心を重ねて慎重にということ。
急がば回れ
危険な近道よりも多少遠回りでも安全な道の方が結局早く着くということで、時間や手間がかかっても安全で確実な方法ほを選ぶ方がよい。
一芸は道に通ずる
ひとつの芸を極めた人は他の方面に関しても、物事の真理に達する筋道が分かるようになるということ。
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